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ヒルドイドクリームを使用するにあたって注意すること

スキンケアをしている女性

ヒルドイドクリームを使用する場合、安全そうだからと気軽に用法などを気にせず使用するのは危険です。まずは使用禁止のケースなど注意点をしっかりとチェックしておきましょう。

ヒルドイドクリームの主要成分であるヘパリン類似物質には、血液が凝固しないよう抑制するという作用があります。このため血が止まりにくくなる恐れがあり、血友病や血小板減少症、紫斑病などの出血性血液疾患の方や、わずかな出血でも重大な結果を来すことが予想される方の使用はできません。

皮膚科クリニックで診察を受ける場合、皮膚とは直接関わりがない病気についても、事前にしっかりと医師に伝えておく必要があります。ヒルドイドクリームは穏やかな作用を持つ安全性の高い外用薬ですが、常用している薬や既往歴などによっては適さない場合もあるかもしれません。安全な薬だからといって自己判断で使用せず、医師としっかりと相談をしていくことが大切です。

ヒルドイドクリームによって副作用が引き起こされる可能性は非常に低いのですが、ごくまれにアレルギー反応が起こることもあるとされています。ヒルドイドクリームには有効成分であるヘパリン類似物質以外にも、グリセリンやスクワラン、白色ワセリンなどの成分が配合されています。すべて安全性が高い成分ではありますが、いずれかの成分に対しアレルギー反応が起きないとも限りません。過去に外用薬によってアレルギー反応が起きたことがある方は、その点にもしっかりと注意した上で使用するかどうかを判断しましょう。

ヒルドイドクリームは赤ちゃんや子供の肌にも使うことができる外用薬ですが、現在のところ妊娠中の方や授乳中の方への影響については明確なデータが存在していないとされています。使用禁止というわけではありませんが、妊娠中、または授乳中の時期にある方は自己判断で使用せず、医師の判断をあおぎましょう。

その他の注意点として、目や鼻などの粘膜に使用しないこと、一度に多量に使いすぎないことなどが挙げられます。使用量の目安を守ることで、適切なケアが可能です。潰瘍やただれている部分への塗擦は刺激にもつながるので使用は避けます。顔に使用することはできますが、ごくまれに赤みやかゆみ、発疹などの副作用があらわれる場合もありますので注意が必要です。目に入った場合は水で洗い、異常があるときは医療機関を受診しましょう。

ヒルドイドクリームは基本的に常温で保存できますが、キャップをきちんと閉めずに保管していると、中に雑菌が入ってしまったり、内部の水分が蒸発してしまったりする可能性があります。使用しないときにはしっかりとキャップをしめ、直射日光があたらない場所に保管しておきましょう。そして開封後できるだけ早く使いきるのがよいでしょう。清潔ではない手指で使用すると患部によくないだけでなく、チューブの口にも汚れが付いてしまいます。使用前にはしっかりと手を洗うなどして、清潔な状態で塗布を行いましょう。

血友病や血小板減少症、紫斑病などの既往病がある方、妊娠中、授乳中の方は医師に申告した上で処方を受けること、そして目や鼻などの粘膜に入らないよう気を付けることが主な注意点となります。使用中にアレルギー反応が生じた際には、即座に使用を停止し診察を受けることも大切です。いくつか注意点はありますが、基本的には穏やかな作用をもたらす外用薬ですので、出血性血液疾患がない方の場合、重篤な副作用を引き起こす恐れはほとんどないと考えられます。保管方法や使用方法に気を配れば、安全に使うことができるでしょう。体質的に合うかどうか分からない、アレルギーが心配だという方は、医師と相談をして様子を見ながら使用していくことが大切です。